時を止めた 愛の鼓動は もう聞こえない 啜る 蜜の味も もう感じない 暗中 二人 手を結んだ 認めて欲しいんだよ 触って欲しいんだよ その場所から動けないまま 君しかいないなんて言葉 そのままの意味じゃないか! 互いに道連れ 底へ沈む音 依存の海の 奥深くで 光も見えない 啜る 蜜の味も 無限に薄れて 君の体 振りほどいて 水面を夢見た もう錆びきった鎖に 僕は囚われている 僕が変わってゆくことは 僕が死ぬことだなんて 抜かしていたけど 停滞したままの心は腐り果てて 「一緒にいこうよ」 その言葉で どれだけ違っただろう 仮初の居場所 だからサヨウナラ 抱いた疑念は 確信となって 海底を暴いた 君の泣く声も もう聞こえない 深海に揺れる か細い体 引き上げることさえ ああ 敵わないほど 非力な僕は ああ 君を捨てて 歩んでいくこと 選んだ